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TAGATAMEのお野菜ができるまで

​種まき

固定種やオーガニックシード、自家採種を基本としていますが、生産量安定のためF1も使います。これまで固定種の種を仕入れてたくさん育ててきましたが、収穫までたどり着くものは少なく、またびっくりするぐらい美味しくないものもありました。(笑)やはり、品種改良されていない種は原産地に合う(固定)ようになっているのでうまくいかないのですね。自家採種を年々増やし、このさぬき市小田に合う固定種を育てることにこれからも挑戦していきます。種まきはタガタメ流、農業経営の肝です。野菜の時期に合わせてどの種をどれだけ種まきするかということだけでなく、年中生産をし続けるために少し時期をずらして何度も蒔くこともあります。種まきはビニールハウス内で行います。育苗培土には、有機JAS認定の【ゆうきくんライト】※1 を特注したものを使用します。

毎日、水やりや温度の管理をして大事に大事に苗はできます。

​定植

種まきから晴れて苗になったお野菜たちを露地の畑へ植え付けをします。この植え付け前の水やりが野菜にとって最後の人工的な水やりになります。あとは自然の雨におまかせ!こんな農家はなかなか珍しいとか。私たちはこれをスパルタ栽培と呼びます。そのほうが野菜自体が水を求めてしっかり根を広げ、強い子に育つという説もあります。(種を直接畝に蒔いたり植えたりして育てるものもあります。)

畝には、野菜たちが草に負けないように基本的にマルチを使います。できるだけ自然な状態を保つために全面に張らずに、畝の天端にだけに張ります。夏は草との闘い!野菜が負けないように草刈りは行います。畝は何作か不耕起で使いまわします。耕しすぎると微生物が減るという説もありますが、

単に元田んぼが多い小田地区は畑が乾きにくく、畝を立てるタイミングがなかなかありません。

だからこそ、水やりなしのスパルタ栽培が可能なのかもしれません。

​土づくりと施肥

​ソルゴーなどの緑肥を育てたり、野菜の残渣や自然に生えた草をすきこんだりしながら(これらがいわゆる有機物です)土を育てます。慣行栽培だった畑は、化学的なものの残留を考慮して緑肥だけを3年育ててから野菜の植え付けをします。有機物は微生物によって分解され、後に自然な肥料分となります。足りない肥料分は基本的に追肥(後入れ)します。肥料の多用は畑のバランスを崩す原因になります。農薬を使わずに育てるには、この肥料の量が重要になります。少ないと育たないのはもちろんですが、多いと虫や病気の発生原因になります。

なんだか人間と一緒ですよね。食べすぎは健康上良くありません。

有機JAS認証で認められている液肥なども一切使用しません。

肥料は、【油粕】※2と【こつぶっこ】※3を使用しています。TAGATAMEはどの資材も家畜糞堆肥(例:牛糞・鶏糞など)が入っていないものを使用します。これには賛否ありますが、その動物たちが食べているものまで把握が難しいことや、畑のバランスが崩れやすいこと、残留硝酸態窒素の懸念があるからです。

施肥技術がもっと確立されてきて、将来自家肥料を作るときは、TAGATAMEの野菜と米を食べて育った鶏たちのものを使って肥料を作るのは良いかな、と思っています。

​​なるべく、自然な状態でお野菜を育てるTAGATAMEのモットーです。

​収穫

​一番うれしい瞬間です。毎年、毎時期、何かの野菜の出始めは『今年初○○!!』という大きな喜びがあります。農家になって6年経つのでだいぶ減ってはきていますが、中には『人生初○○!』もあったりします。

スーパーのようにいつ行ってもだいたい同じものが常にあるのは決して普通ではなく、本来は野菜には旬がありその時期しか食べられないのが普通です。これは消費者が望み、生産者やスーパーの努力の賜物であることに間違いないですが、せっかく四季がある日本にいて、旬を感じる喜びを失っているのは本当にもったいないことだと思います。TAGATAMEのお野菜は露地栽培でその時期に自然にできるものしかありません。旬のものを食べることは身体にとっても良いと言われています。分かりやすい例でいうと、暑い時期の野菜は身体を冷やし、寒い時期の野菜は逆に温めてくれます。味わう喜びと共に健康にもつながるなんて一番いい方法ですよね。また、あまり流通していないニッチな野菜やハーブ、エディブルフラワーも育てているので、食べたことのない味に出会うことも楽しんでいただけると思います。皆様とこの楽しみを共有したい!私たちだからこそお届けできるお野菜だと思います。

収穫は基本的に朝、日の出少し前から行います。収穫量が多い時は昼が過ぎても終わりません。多品種を育てているので収穫の順番などの段取りは重要。また新鮮な状態で皆様にお届けできる工夫をいくつもしながら収穫します。

​出荷

細心の注意を払い、収穫してきたお野菜たちを野菜保存専用の袋に入れていく際に(袋なしご希望のお客様には、水で湿らせた新聞紙に包みお届けします。)野菜の鮮度が一番保たれるように調整します。土はあえて洗わないようにすることもありますし、虫がついているものは目に見えている限り全て取り除き、乾かないように水の霧吹きをして湿度を保ったり…じゃがいもなど保存向きのお野菜を除いて、その日収穫したものはその日に出荷します。配送会社を使用したお届けでは、地域によりますが最短で翌日の午前中にお届けできます。農家と直取引だからこそできる鮮度の良さを感じていただけると思います。有機栽培のあるあるですが、虫が入っていたというクレームをいただくことがしばしばあります。決して虫が入っててもいいとは思っていませんが、奥に隠れていた子がお届け先で出てくることがどうしてもあります。お野菜は長い間お外にいます。どうか、どうか、ご理解いただけますと幸いです。

※1 ゆうきくんライトから鶏糞を抜いたもの

※2 100%有機資材菜種油かす

​※3 魚の粉主体と米ぬかの肥料です

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